1-3-2 トレードスタイル
概要
トレードスタイルは、保有期間(エントリーしてからイグジットするまでの期間)によって、4種類に分類されています。
| トレードスタイル | 保有期間 | 難易度 | 資金 | 時間足(目安) | 1回の損益pips |
|---|---|---|---|---|---|
| ポジショントレード | 数ヶ月 | 低 | 大 | 日足・週足 | 1,000pips~ |
| スイングトレード | 数日~数週間 | 低 | 中~大 | 1時間足~4時間足 | 100~1,000pips |
| デイトレード | 数分~数時間 | 中 | 小~中 | 5分足~1時間足 | 10~100pips |
| スキャルピング | 数秒~数分 | 高 | 小 | tick~1分足 | ~10pips |
一般的に保有期間が長いほど難易度は低く、短いほど難易度は高いと言われています。
また、保有期間が長い≒損益pipsが多い(より大きなレートの値幅を獲りに行く)ため、運用資金もより多く必要になります。
保有期間が短いほど相場のリアルタイム性が重要になり、常にレート変動のチェックが必要でとても忙しいです。デイトレードはまだ食事やトイレ休憩する時間くらいは確保できますが、スキャルピングだとパソコン(チャート画面)に張り付いたままの状態になりますw
トレードスタイルは1つだけに絞りましょう。
「いつもはスイングトレードだけど、今日は仕事休みだからスキャルピングするぞ!」
なんて意気込んでトレードスタイルを変えると、いつも(スイングトレード)に比べ時間軸が合わな過ぎて(チャート追うのが忙しすぎて)ミスを繰り返し自滅します。
また、スキャルピングで損失を許容できなくて(メンタル的に損切りできなくて)、急遽スイングトレードに変えると(含み損がなくなるまで保有し続けようとすると)、損失が膨らみ結局運用資金が不足し強制終了させられてしまいます。
このように、むやみにトレードスタイルを変えても良いことはないです。1つのトレードスタイルをひたすら練り上げることだけに注力しましょう。
自分のライフスタイルに合ったトレードスタイルを選択しましょう。
専業トレーダーならば好みのトレードスタイルを選択すれば良いだけですが、別の仕事もしている兼業トレーダーは時間が限られていますので、自身のライフスタイルに合わせたトレードスタイルを選択する必要があります。
例えば、1日2~3時間程度の時間を確保できる方は、スキャルピングやデイトレードも可能です。
1日1時間も時間を確保できないほどの忙しい方は、スイングトレードまたはポジショントレードを選択しましょう。時間がないのに焦ってスキャルピングしても、相場の向こうにいるプロトレーダー達にカモにされるだけです。
以下、1日に確保できる時間ごとの選択可能なトレードスタイルの目安です。兼業トレーダーの方は参考にしてみてください。
| 必要な時間@1日 | ポジショントレード | スイングトレード | デイトレード | スキャルピング |
|---|---|---|---|---|
| ~1時間 | ○ | ○ | × | × |
| 1時間~2時間 | ○ | ○ | × | △ |
| 2時間~4時間 | ○ | ○ | △ | ○ |
| 4時間~ | ○ | ○ | ○ | ○ |
それぞれの特徴について詳細を説明します。
ポジショントレード
<説明>
ポジショントレードは1回のトレードで数ヶ月ポジションし続けるスタイルです。日足、週足チャートで長期的なトレンドを狙って年に数回トレードします。
エントリー後は定期的に数分程度チャートをチェックするだけなので、時間がない方には最も適しています。
1回の損益がそれなりに大きいため(±100pips以上)、より多くの運用資金が必要になります
資金が少ないとポジション中の含み損(損失を抱えている状態)により、資金不足でFX会社から強制決済させられてしまいますので、そうならないように運用資金を準備しましょう。
また、ファンダメンタルズ(世界の経済状況)の影響をモロに受けますので、経済の情報も常にチェックする必要があります。
<メリット>
- 時間がなくてもできる
- 難易度が低い(利益を出しやすい)
- 1回のトレードの利幅が大きい
- スワップポイントの恩恵がある
<デメリット>
- 資金効率があまり良くない(それなりの運用資金が必要かつ中々増えない)
- トレードチャンスがあまりない
- ファンダメンタルズの影響を受ける
- トレードのスキルアップが難しい
スイングトレード
スイングトレードは1回のトレードで数日~数週間ポジションし続けるスタイルです。1時間、4時間足チャートで中期的なトレンドを狙って月に数回トレードします。
メリットやデメリットはポジショントレードと同じです。
デイトレード
<説明>
1回のトレードで数分~数時間かけてポジションし続けるスタイルです。5分、15分足チャートで比較短期的なトレンドを狙って1日に数回程度トレードします。
トレードはその日のうちに全て終わらせ、次の日に持ち込みません。
スキャルピングほどではありませんが、トレード中は基本的にパソコン(チャート)とのにらみ合いです。
私は1日2~4時間ほど時間を取っていますので、デイトレードをしています。
個人的に建玉(ポジション)したままだとチャートが気になって安眠できない性格なので、デイトレードに落ち着きました。スワップポイントの恩恵はありませんが、勝っても負けてもその日のうちに手仕舞いするので、精神的にもラクです。
<メリット>
- 資金効率がまあまあ良い(短期間・少ない資金でそれなりに利益を出せる)
- 毎日トレードする機会がある
- スキャルピングよりは落ち着いてトレードできる
- スプレッドの影響が少ない
- ファンダメンタルズの影響を受けにくい
<デメリット>
- 毎日チャートを何度もチェックする必要がある
- トレード中は他に何もできない(基本的には)
- スワップポイントが付かない
- 値動きが少ないときはトレードできない(するチャンスがない)
スキャルピング
<説明>
数秒~数分の超短期でトレードするスタイルです。tickチャート、1分足チャートで、超短期的なトレンドを狙って1日に何十回、多い人だと100回以上トレードします。
トレード中はずっとパソコン(チャート)とのにらみ合いです。
また、トレード回数が多く損益幅が狭いため、スプレッドが結構痛いです。
例えば、スプレッドが1pipsだったとき、1日100回トレードするとスプレッド(手数料)は100pipsかかります。利益は最大で100pips程度なので、スプレッドが占める割合は50%になります。利益が50pipsなら67%、10pipsなら90%以上です。
※国内口座なら1pips以下のスプレッドの通貨ペアが多いので、影響はここまで受けません。
<メリット>
- 資金効率が良い(短期間・少ない資金で大きく利益を出せる)
- あまり値動きがない相場でも利益を出しやすい
- 空いた時間でトレードできる
- ファンダメンタルズの影響を受けにくい
<デメリット>
- 難易度が高い
- 1回の利幅が小さい
- とにかく忙しい・集中力がいる(疲れる)
- スプレッド(手数料)がかさむ
- スワップポイントが付かない
- 国内ではスキャルピングを禁止しているFX会社が多い

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