1-3-3 注文方法

概要

注文は1回のトレードで2回行います。

「新規注文(エントリー)」と「決済注文(イグジット)」です。

新規注文することで、為替相場に参加(運用資金を投入)します。
決済注文することで、為替相場から撤退(利益/損失確定)します。
当たり前ですが、新規注文する前に決済注文はできません。

<利益パターン>
エントリーした方向に為替レートが変動し、決済注文イグジットすると利益が確定します。決済注文前(ポジション中)の利益が出ている状態のことを「含み益」と言います。

<損失パターン>
エントリーした方向とは逆方向に為替レートが変動し、決済注文イグジットすると損失が確定します。決済注文前(ポジション中)の損失が出ている状態のことを「含み損」と言います。

通貨ペアが米ドル/円(USDJPY)のときの注文方向に対する損益例は以下のとおりです。

為替レートチャートエントリーイグジット損益
米ドル安/円高下方向に推移買い(ロング)売り戻し損失
米ドル安/円高下方向に推移売り(ショート)買い戻し利益
米ドル高/円安上方向に推移買い(ロング)売り戻し利益
米ドル高/円安上方向に推移売り(ショート)買い戻し損失

FXトレードは、即時に注文する方法(即時注文)とあらかじめ予約しておく方法(予約注文)があり、主に5種類に分けれれています。
自身のトレードスタイルやトレード戦略に合う注文方法を選ぶことで、より効果的に利益を伸ばすことができます。
予約注文は実行されない限り、変更や取り消すこともできます。

即時注文はずっとチャートに張り付ける方(スキャルピング、デイトレード)向けです。
予約注文はすっとチャートを見ている時間がない方(スイングトレード、ポジショントレード)や、きっちり資金管理したい方向けです。

注文方法エントリーイグジット特徴
成行注文即時即時・チャートを見ながら手動で注文を行う
指値注文
逆指値注文
即時予約・エントリーは手動
・エントリー時にイグジットしたいレートを設定
・イグジットレートは下記のどちらかのみ指定可
 指値(利益確定レート)
 逆指値(損失確定レート)
・イグジットは自動で実行される
OCO注文即時予約・エントリーは手動
・エントリー時にイグジットしたいレートを設定
・イグジットレートは指値と逆指値双方を指定可
・イグジットは自動で実行される(指値 or 逆指値)
・未実行側の注文は自動で取り消される
IFD注文予約予約・エントリー、イグジットともに予約
・予約時にイグジットしたいレートを設定
・イグジットレートは下記のどちらかのみ指定可
 指値(利益確定レート)
 逆指値(損失確定レート)
・イグジットは自動で実行される
OCO注文予約予約・エントリー、イグジットともに予約
・予約時にエントリー・イグジットしたいレートを設定
・イグジットレートは指値と逆指値双方を指定可
・エントリーは自動で実行される
・イグジットは自動で実行される(指値 or 逆指値)
・未実行側の注文は自動で取り消される

成行注文

<説明>
成行注文はチャートを見ながらリアルタイムで注文する方法で、現在のレートで即時に注文(エントリー・イグジット)したいときに使います。「ストリーミング注文」や「クイック注文」とも言われています。

<メリット>
・取引ツールの操作(設定)が単純
・希望のタイミング(レート)で即時に注文できる

<デメリット>
・チャートにずっと張り付く必要あり(忙しい)
・注文確定(約定)すると変更や取り消しができない

指値注文・逆指値注文

<説明>
指値注文・逆指値注文はイグジットしたいレートを予約できる注文方法です。1回の予約注文で指値か逆指値かのどちらかのみ指定できます。
指値注文は指定した利益方向のレートに達したとき、自動でイグジットされ利益確定します。
逆指値注文は指定した損失方向のレートに達したとき、自動でイグジットされ損失確定します。
予約したレートに達しない限り、ポジションと予約注文は残り続けます。

基本的にはエントリー(新規注文)する際に、予約したいイグジットレートも設定し1回の注文で完結しますが、エントリー後(ポジション中)でも予約注文することができます。
また、予約中は予約の取り消しや、予約レートの変更も行うことができます。

<メリット>
・取引ツールの操作(設定)が比較的単純
・利益幅や損失幅を指定できるため資金管理しやすい
・エントリー後は放置できる(チャートに張り付かなくてよい)

<デメリット>
・指値・逆指値のどちらかしか指定できない
・指値方向にまだまだ伸びそうなときでも予約したレートでイグジットしてしまう
・一時的な逆行により逆指値でイグジットしてしまう(その後期待した方向に伸びる)

OCO注文

<説明>
OCO注文も指値注文・逆指値注文と同様に、イグジットしたいレートを予約できる注文方法です。違いは1回の予約注文でイグジットする指値と逆指値の両方を指定できることです。
指値・逆指値のどちらかが自動でイグジットすると、残されたもう一方の予約も自動で取り消されます。

予約したどちらかのレートに達しない限り、ポジションと予約注文は残り続けます。

基本的にはエントリー(新規注文)する際に、予約したいイグジットレートも設定し1回の注文で完結しますが、エントリー後(ポジション中)でも予約注文することができます。
また、予約中は予約の取り消しや、予約レートの変更も行うことができます。

<メリット>
・指値・逆指値の両方を指定できる
・利益幅や損失幅を指定できるため資金管理しやすい
・エントリー後は放置できる(チャートに張り付かなくてよい)

<デメリット>
・取引ツールの操作(設定項目)が比較的多く、設定している間にレートが変動してしまう
・指値方向にまだまだ伸びそうなときでも予約したレートでイグジットしてしまう
・一時的な逆行により逆指値でイグジットしてしまう(その後期待した方向に伸びる)

IFD注文

<説明>
IFD注文は、エントリーとイグジット両方を予約できる注文方法です。ただし、イグジットは指値か逆指値かのどちらかのみしか指定できません。

・エントリー
指定したエントリーレートに達したとき、自動でエントリーされます。
予約したレートに達しない限り、エントリーされることはありません。

・イグジット
自動でエントリーされ、ポジション中のときのみイグジットできるようになります。
指値注文は指定した利益方向のレートに達したとき、自動でイグジットされ利益確定します。
逆指値注文は指定した損失方向のレートに達したとき、自動でイグジットされ損失確定します。
予約したレートに達しない限り、ポジションと予約注文は残り続けます。

基本的には1回の注文で完結しますが、予約注文後でも予約の取り消しや、予約レートの変更も行うことができます。

<メリット>
・1回の予約注文でエントリー・イグジット両方を指定できる
・自動売買のようなトレードができる
・利益幅や損失幅を指定できるため資金管理しやすい
・予約注文後は放置できる(チャートに張り付かなくてよい)

<デメリット>
・取引ツールの操作(設定項目)が比較的多い
・相場(トレンド)を見る目が必要(外すとエントリーすらされない)
・イグジットは指値か逆指値のどちらかしか予約できない
・指値方向にまだまだ伸びそうなときでも予約したレートでイグジットしてしまう
・一時的な逆行により逆指値でイグジットしてしまう(その後期待した方向に伸びる)

IFO注文

IFO注文もIFD注文と同様に、エントリーとイグジット両方を予約できる注文方法です。違いは1回の予約注文でイグジットする指値と逆指値の両方を指定できることです。

・エントリー
指定したエントリーレートに達したとき、自動でエントリーされます。
予約したレートに達しない限り、エントリーされることはありません。

・イグジット
エントリー後、ポジション中のときのみイグジットできるようになります。
指値・逆指値のどちらかが自動でイグジットすると、残されたもう一方の予約も自動で取り消されます。
予約したどちらかのレートに達しない限り、ポジションと予約注文は残り続けます。

基本的には1回の注文で完結しますが、予約注文後でも予約の取り消しや、予約レートの変更も行うことができます。

<メリット>
・1回の予約注文でエントリー・イグジット両方を指定できる
・自動売買のようなトレードができる
・イグジットは指値と逆指値の両方を予約できる
・利益幅や損失幅を指定できるため資金管理しやすい
・予約注文後は放置できる(チャートに張り付かなくてよい)

<デメリット>
・取引ツールの操作(設定項目)が比較的多い
・相場(トレンド)を見る目が必要(外すとエントリーすらされない)
・指値方向にまだまだ伸びそうなときでも予約したレートでイグジットしてしまう
・一時的な逆行により逆指値でイグジットしてしまう(その後期待した方向に伸びる)

その他

FX会社の取引ツール仕様により、上記以外にも様々な注文方法や、できる・できないことがあります。
詳細は各FX会社のマニュアルにて確認するようにしてください。

・一定時間が過ぎると自動でポジション決済・予約注文取消してくれる機能
・レートではなく時間指定の予約注文ができる機能
・予約注文の自動変更・取り消し機能
・パソコンではできるが、スマホではできない機能
・そもそも取引自体が全て自動
・など