1-3-4 戦略的な注文方法

トレール注文

トレール注文は、逆指値注文の応用です。ポジション方向にうまくレートが伸びたとき、損切りライン(逆指値)を上げ、損失を減らすことができる効果があります。トレールは「追いかける」意味で、その名のとおりレートを追いかけて逆指値を再設定します(下図参照)。

赤い丸の買い注文(エントリー)後、レートが思惑方向に動くと、それに合わせて逆指値(損切りライン)も上がる(黄色い丸のタイミングで上がる)イメージです。

トレール方法(逆指値の変更方法)は、FX会社の取引ツールに自動トレール機能がある場合は自動で行うことができます。トレール機能がない場合は手動で逆指値注文の変更を行います。
pips幅指定の自動トレールはかゆいところに手が届かないのであまりおススメではないですが。

トレール注文は容易に利益の最大化&損失の最小化が可能なので、個人的におススメです。
トレンドが続く限りポジションを持ち続けられるし、逆指値ラインも同時に上がり続けるので、トレンドの終わりで自動決済してくれます。
私はデイトレで直近高値安値などの節目をブレイクした場合に逆指値を変更する手動トレールをしています。逆指値変更後は30分~1時間置きくらいに軽くチャートチェックすればいいので楽できて大好きですw

リバース(ドテン)注文

リバース注文は、保有しているポジションを逆転させる注文方法です。
保有中のポジションが逆指値(損切り)にかかった直後に、逆方向に新規注文し直します。
下図のように上手くできれば最初の損切り(損失)を減らすことが可能です。

ただし、リバース(ドテン)注文は難易度が高いのでおススメしません。
たまたま調整波で損切りをくらい、ドテンしてみたけど結局は思惑方向に推進波が伸び、往復で損切りをくらった、なんてことはよく聞きます。
損切りにかかるということはそもそも相場が読めていない可能性が高いため、一旦ポジションすることはやめ、相場環境を再確認した方が賢明です。

ピラミッディング(増し玉)

ピラミッディング(増し玉)とは、ポジション方向にレートが動いたらさらにポジションを増やし、利益を拡大させる方法です。 
下図のようにトレンドが続く限り有効です。トレンドが途切れたら決済します。

増し玉はスイングトレードなどの長期トレード向きです。
短期ではかなり忙しくなるのであまりおススメしません。
ばっちり決まったときの利益&爽快感は最高ですけどね!

分割決済

分割決済は、保有中のポジションを一括で決済せず、複数回に分けて決済する方法です。
例えば、利益目標が最小値と最大値の2つあるとき、2ロットのポジションを最小値到達で1ロット、最大値到達で1ロット決済します。
最悪最大値まで届かなくても、最小値で決済した利益分がありますので、残りの建て玉をとことん引っ張ることができる決済方法です。

スキャルピング以外は有効な決済方法です。
最低限の利益を出しつつも最大利益にもチャレンジできるので、資金的にもメンタル的にも安定度が増すのでおススメです。
個人的にチキンハートなので、分割決済を取り入れることで利を延ばす工夫をしています。ビビり決済が続くなーとお悩みの方はぜひ取り入れてみてください!

ナンピン

ナンピンはポジション方向とは逆にレートが進み、含み損が出ているときの増し玉です。建値的には平均されるので損失pipsは少なくなりますが、ロット的には増えているので損失額は変わりません。ナンピン後、更にレートが逆行すると、増やしたロット分だけ損失額が大きくなります。
逆にナンピン後に思惑のとおりにレートが動くと、含み益になるまでが早く、ロット数を増やした分だけ利益も大きくなります。

ナンピンは素人が手を出してはいけない「危険」なトレードです。
相場環境を把握できている前提で、トレンド方向の調整波(一時的な逆行)の終わりを狙ってナンピンするならとても有効ですが、相場認識が誤っていると、そこで逆方向にポジションを増やしても損失が拡大するだけで結局は損切りすることが大半です。中長期的なトレンドに対し、逆方向には絶対ナンピンしてはいけません!

個人的には「ナンピンは1回まで」ルールを設けています。チキンハートなので、ナンピン中のメンタルやばいんですよねw

ナンピン上手い人はホントすごいんですけどね!
ナンピンしまくって、含み益に転じてからの利益の伸びはすさまじいです!
ギャンブラーは好きかもw

両建て

ロング(買い)とショート(売り)の両方のポジションを同時に保有することを両建てと言います。
・トレンドと逆方向にポジションしてしまい、損失拡大を一時的に防止する
・両建てしておいて、トレンドが出たらトレンド方向のポジションのみ残し、逆方向のポジションは決済する
・スイングトレードで長期ポジション保有中に、スキャルピングで逆方向に売買する
などの使い方があります。

正直個人的にはメリットを感じないし、両建てを禁止しているFX会社もあるのでお勧めしません。