2-1-3 勝ち組の共通点2「洞察力」

洞察力とは

本質を見抜く力

洞察力とは、ものごとの「本質」を見抜く・見極める力です。
本質とは、最も大事で欠くことができない根本の性質・要素のことです。

洞察力はものごとの表面的な部分だけではなく、その裏(見えない部分)までを見抜く力が求められます。

なんで洞察力が必要?

洞察力は何かを成し遂げる・成功するために必要なスキルです。

FXトレードに限らず、この洞察力に長けている人は仕事もプライベートも優位に運ぶ傾向にあります。失敗(するであろう事象)をあらかじめ見抜き、事前に対策や回避することで成功の確率を最大化できるためです。
洞察力が高い≒問題・課題解決力が高いとも言えます。

その他、洞察力がある(高い)と、コミュニケーション力も高くなる傾向にあります。相手の心情や本心を察知できるため、先回りした言動や気遣いにより好印象を与え、ものごとのを上手く進めることができます。

FXトレードでも、この洞察力は必須のスキルです。洞察力は日々の鍛錬で高めることが可能ですので、諦めず・飽きずにチャレンジを続けてください。

洞察力がある人の特徴

洞察力がある人の特徴は、

・情報に敏感、情報量が多い
・よく観察する
・ものごとを客観的に捉える(思い込み・先入観を除外する)
・多角的な視点を持つ(道筋や結果を何パターンも考える)

などが挙げられます。上記のどれかが秀でているわけではなく、上記全ての特徴をバランスよく保有し、使いこなしている(成果・成長につなげている)ことが特徴です。

勝ち組トレーダーの洞察力

スバ抜けた洞察力が必要?

FXで勝てるようになるために、FXに関する様々なことの「本質」を見抜き、成長につなげていく必要があります。この「本質を見抜く力(洞察力)」はズバ抜けた才能は必要でしょうか?

「勝ち組トレーダーの洞察力はハンパないです!天才的です!」

・・・なんてことはありません。安心してくださいw

ズバ抜けた洞察力があったらそれに越したことはないですが、そこまでの洞察力は必要ありません。
後述しますが、手順(項目)に則り、端折らずしっかりと思考することで、誰でも必要最低限の洞察力は発揮することができます。
後は反復により経験を積むことで、もっと早く深く洞察することができるようになります。

必要最低限の洞察力とは?

トレードで壁にあたったとき、「どうすれば突破・成長できるか?」を自分ひとりで思考し、問題・課題解決まで遂行できるレベルで充分です。

以下のいずれかに該当する人は、必要最低限の洞察力は既にあります。あとはその洞察力をFXトレードに向ければOKです。

・仲間や友人が多い人
・犬猫、子供に好かれやすい人
・社会的地位がある人
・社内・社外(顧客)評価が共に高い人
・給与や賞与の評価が上位20%以内の人

上記に該当しない人や、人から「気が利かない」「空気読めない」「ガサツ」「(悪い意味で)血液型B型?」など言われた経験がある人は洞察力が不足しがちかも知れません。
日々の鍛錬で洞察力をしっかりと高めていきましょう。

洞察力を磨こう!

step1.興味を持つ

洞察力を高める前に、まずは色々なことに興味を持つことが大切です。興味を持つことで、人は色々なインプット(情報)を自ずと欲するようになるからです。
洞察力はものごとの本質を見極めること(得た情報が必要か、正しいかを見極めること)ですので、インプットがないと始まりません(洞察力を発揮する場がありません)。
まずは色々なことに興味を持ち、より多くの情報量を敏感にキャッチできるようになりましょう。

色々なことに興味を持つには「目的・目標」を明確にすることがポイントです。

興味のないもの(情報)って右から左へ抜けていってしまい全く身に付きませんよね?
義務教育がいい例です。大抵の人は学ぶ目的・目標がないままエスカレータ式に教育の場に放り込まれます。興味を持てないまま受け身で色々やらされ、より勉強がきらいになり、いくら授業を受けてもまったく身につかない。(義務教育の批判をしたいわけではないですがw)

興味を持つためには、まずは「目的・目標」を明確にしましょう。目標・目的を持てば興味が広がり、自ずと多くの情報を敏感にキャッチできるようになります。

例えば、我々は「より多くのお金を得る」ことが目的で、「勝ち組トレーダーになる」ことが目標です。
このように目的・目標をざっくりと立てるだけでも、

・何が必要か?
・どのようにすればなれるか?
・いつまでに実現させるか?

などの疑問(興味)が出てきます。この疑問を解決させるために情報を求め始めます。そして得た情報から、更なる目的・目標が細分化され、更に疑問が生まれます。これを繰り返しているうちに、より多くの情報をより敏感にキャッチできるようになっていきます。

step2.観察する

洞察力を向上させるための第一歩です。

まずは「ものごとをよく観察する」ことが大切です。
ものごとの本質を見抜く・見極めるためには、ものごとに対する情報(判断材料)をできるだけ多く抽出する必要があるからです。
ものごとや現象などの状態や変化を、一歩引いたところからじっくりと集中し、あるがままを観てみましょう。
そしてそのとき得た情報や気づきをアウトプットします。
「観察」ではより多くの情報をアウトプットすることを心がけましょう。まだ本質を見極める(情報を絞り込む)必要はありません。

最初はアウトプット数が少ないかも知れませんが、繰り返すうちに増えていきます。要所で観察する癖がつき、更にアウトプット数が10個以上出せるようになればOKです。常に無意識に観察できるようになればなお良しですが、そこまでは求めなくても大丈夫です。
慣れてくればアプトプットスピードも速くなってきます。

アプトプット数が全然増えない人は「興味」が足りません。目的・目標を振り返ってみましょう。

興味はあるが観察のしかたがよくわからない人は、「観察 着眼点」などでググってみてくださいw
⇒これに当てはまる方は洞察力が不足しています。たくさん反復しましょう!

step3.客観的に考える

step2.でアウトプットした項目について、客観的に考えましょう。

人は誰しも「思い込み」や「先入観」があります。これだけに頼ってしまうと、step2.のアウトプットに癖や偏りが生じ、漏れ(情報不足)に気づくことができません。情報が不足すると「本質」にたとり着く可能性が下がります。

これを防ぐため、レビューを行います。

まずはstep2.のアウトプットに対し、下記視点で批判してみましょう。
レビューのコツとしては「批判的に考える」ことです。

・思い込みや先入観はないか?(情報を狭い視点でのみ見ていないか?他の視点はないか?)
・論理的に正しいか?(根拠ある情報か?物理的に成立する情報か?)
・感情や偏見がないか?(こうあって欲しいなどの個人的理想・願望はないか?)

このようにして、step2.でアウトプットした項目が正しいかを判断します。
誤りがあれば修正したり、step2に戻りもう一度アウトプットしましょう。

step4.更に深く考える

step2、step3では、どちらかというと視点の広さを求めてきました。
step4では、「視点の深さ」について求めていきます。

step2、step3のアウトプット項目に対し、

・疑問を持つ
・背景を考える

ことで、ものごとに対し更に深堀りすることができます。
「なぜ?」「なぜ?」を繰り返し、もう答えが出ないところまで実践しましょう。

まとめ

step1~step4を繰り返すことで、洞察力はどんどん向上します。
FXトレード以外でも洞察力が必要な状況は多々ありますので、私生活に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?

FXトレードで必要な洞察力の例

例1

負け組トレーダーからよく聞く話(その1)。

「勝ち組トレーダーの有料セミナー行ったけど、知ってることばかりだった。金返せー!」
(むしろ有料級の知識ある俺ってすごくね?)

・・・知識を得ることを目的としちゃってるんですよね、こういう人って。

・得た知識をどのように自分のトレードに活かすか
・活かしたらトレード結果がどのように変化するか

この視点(目的)でセミナーに参加していたら、上記みたいな愚痴は出ないはずです。
洞察力がある人ならば、

・必ず何かしらの有益な情報を持ち帰る
・欲しい情報を得るための質問をあらかじめいくつも用意しておく
・有料セミナー情報を事前に調べ、不利益そうならそもそも参加しない

となるからです。

洞察力が高まってくると、欲するのは「知識」ではなく、「あり方」「考え方」にシフトします。
「知識」は今の世の中ググれば簡単に得られますので。
ものごとの「本質」を知るには知識も必要ですが、ものごとの「本質」を使いこなすには「あり方」「考え方」を身に付けることの方が重要だからです。

例2

負け組トレーダーからよく聞く話(その2)。

「勝ち組トレーダーからトレードルールを買ったけど、全然勝てねー。詐欺だ!!」

・・・勝てるトレードルールを得ることを目的としちゃってるんですよね。

このトレードルールが機能する相場環境(トレンド、通貨ペア、時間足、ボラティリティなど)はヒアリング&検証しましたか?
と質問すると、「取説に書いてあるとおりに使ってます!」とだいたい答えが返ってきます。
そしてそのルールをあっさり捨てちゃいますw

そもそも、トレードルールって十人十色です。トレーダーごとに色が出ます。
EA(自動売買ツール)なら再現性ありますが、インジケータ(売買サインが出るツール)だと再現性は大きく低下します。
相場はランダムウォークですので、インジケータが誤ったタイミングで(トレンドが出ていないときに)売買サインを出すことなんてたくさんあります。所詮は過去データを数式に当てはめてるだけですから。
その誤ったタイミング(売買サイン)をいかに無視するかがトレードルールを使いこなす上で重要な作業となります。取説にも書いてはあるでしょうが、最終的には使う人の裁量となります。この裁量の差で損益が変わってしまうのです。
インジケータなら過去チャートからディジタルに算出するのでまだマシです。文章などのアナログ判断ルールだと更に個人裁量の差は大きくなります。

洞察力がある人ならば、「勝ち組トレーダーから得たルールだから」なんて浅はかにすぐに相場に資金を晒すマネはしません。どんな相場で有効なのか、サインが出てもどんな状況なら無視すべきかなどをしっかり考え、検証した上で、トレードルールを自分用にカスタマイズし、自分でやっても勝てるルールにしてから運用します。

検証作業がきらいなんですかね?
それなりに時間がかかる上に、単純作業の繰り返しで飽きるし、勝てるものに仕上がる保証もありませんし。
面倒なのはわかります。
ですがやらなければ勝てるようにはなりません。
ですので、こんなときこそ「興味を持つ」ことから始めてはいかがでしょうか?