1-4-3 パターンによる分析

ライン(水平線・斜め線・垂直線)

概要

チャートにライン(水平線・斜め線・垂直線)を引くことによって、「トレンド」や「多数の人が意識しているポイント」をわかりやすくすることができます。

ラインによるテクニカル分析はシンプルですが結構強力で、「未来の値動きの予測」までもカバーします。
世界中のトレーダー達が当たり前のようにラインを使い、みんなが意識しているポイント(過去に取引が集中していたレートや高値安値ポイント)にラインを引いているので、未来でもそのポイントに取引が集中することが多々あります。レートがどこまで伸びるか(値幅)まで予測できるのでとても優れものです!

もちろんあくまで予測なので、引いたラインのとおり常に機能するわけではありませんが、機能したときは抜群に効果を発揮します。

ラインには水平線、斜め線、垂直線の3種類があります。
「環境認識」と「トリガ」のどちらにも使えます。

むやみやたらに線を引くのではなく、目的に応じて線を引くことが大切です。目的なしに線を引いてもチャートが見づらくなったり、トレード幅(値幅)が狭くなって充分なRRR(リスク・リワード・レシオ)を確保できなくなったりしますので。

水平線

水平線はレート方向のみの傾向を確認するための線です。
過去に何度も反発している高値安値ポイント(みんなが意識しているポイント)に水平線を引きます。
私が一番重要視しているラインです。かなり使えます。

下側の線をサポート(支持線)、上側の線をレジスタンス(抵抗線)と呼びます。水平線を上側にブレークすると、これまでは抵抗線だった線が支持線となり、サポレジ転換などと言われています。

斜め線

基本的な考え方は水平線と同じです。トレンド発生時はレートを更新し続けるため、下図のように斜め線として引くことができます。

斜め線は1本ですが、下図のように平行に2本引ける場合もあります。これをチャネルラインと言います。

垂直線

垂直線は時間方向のみの傾向を確認するための線です。
トレンドが出ると、波の周期(時間)も結構揃ってきます。下図のように波の始端・終端に縦線を引くとその傾向が分かりやすくなります。

個人的には値動きが活発になりやすい時間帯の目印として、世界の三大市場(ニューヨーク・ロンドン・東京)の開場時間に縦線を引いています。実際には自作インジケータ―で開場時間~3時間後までを、私がトレードする時間帯としてボックス表示させていますw

チャートパターン

概要

チャートパターンはトレンドが転換するときやトレンドが継続するときの一時的なもみ合い相場で現れやすいチャート形状(波形)です。

あくまで確定ではなく「示唆」レベルなので、特にトレンド転換のチャートパターンは信じすぎると痛い目に遭います。

代表的なチャートパターンを紹介します。

トレンド転換を示唆するチャートパターン

トレンド転換を示唆する代表的なチャートパターンは下記2つです。

<ダブルトップ・ダブルボトム>

<ヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)>

どちらも上昇・下降トレンドの勢いに陰りが出てきたときに出やすいパターンです。
ネックラインを割ることでパターン成立となるので、売買がそこに集中し値動きが活発になります。

ただし、実際には上図のようにきれいな波形になることは稀ですので、やみくもにパターンが出たと決めてエントリーすると痛い目に遭います。「みんなが認識しやすい形か」で判断すると誤認が減るのでおススメです。
トレーダーは「待つ」ことも仕事のうちなのです。

また、あくまでトレンド転換の「示唆」なので、ポジションの引っ張りすぎには要注意です。トリガ足でトレンド転換したとしても、上位足でも転換するとは限りません。むしろトレンドが継続することの方が多いですので、ポジションを引っ張りすぎるとそれまでの含み益が上位足の推進波に一気に飲み込まれますので。

おススメの使い方は、上位足(環境認識足)のトレンド方向に合わせ、調整波の終わりをトリガ足で狙うやり方です。上手く上位足の推進波に乗ると、短期間でかなりの値幅を抜けます!

トレンド継続を示唆するチャートパターン

トレンド継続を示唆する代表的なチャートパターンは下記4つです。

<ペナント>

<三角保ち合い>

<フラッグ>

<ボックス>

トレンド発生中はどれもそれなりに現れます。
上昇時は抵抗線、下降時は支持線をブレイクすると次の推進波となりやすいです。

ただし、ブレイク後の強い値動きに飛び乗ったらすぐに逆行し、痛い目に遭うことが多々あります(=ダマし)。強い値動きが出ても一旦様子見し、サポレジ転換ラインまで戻ってきて揉み合ったらエントリー、とした方がダマしを食らいにくいです。

また、ボックスとダブルトップ(トリプルトップ)など、サポレジラインをブレイクしてから(ネックラインを割ってから)でないと、トレンド継続なのか転換なのか判断できないものもあります。
⇒世界中の多数のトレーダーもどっち?って思っています。こういうときは「様子見」に徹しましょう。
ギャンブラーは確定前にヤマ張りエントリーしますが、勝ち組トレーダーを目指すなら確定後にエントリーするようにしましょう。

ローソク足パターン

チャートパターンの他、ローソク足パターンもあります。
ローソク足パターンも同様に、トレンド転換やトレンド継続を示唆します。

チャートパターンは複数のローソク足全体でパターンを認識するのに対し、ローソク足パターンはもっと少ないローソク足の数で認識しますので、その分精度は低いと思ってください。

個人的にはあまりおススメしないので、詳細説明は省きますw
エントリータイミングの精度を上げるために、「ヒゲ」くらいは知っていた方がいいかな?くらいです。