1-4-4 インジケータによる分析

インディケータとは?

概要

インジケータとは、チャートに線やグラフを表示させ、トレンド方向やトレンド転換点、売買タイミングなどを自動で可視化してくれる便利なツールです。
インジケータの種類は様々ですが、有名なインジケータは世界中の多くのトレーダーが使用しています。つまり、そのインジケータが示すトレンド方向に乗れば、より利益を得やすくなります。

入手・表示方法

インジケータ(ツール)はFX会社の取引ツールの機能に含まれています。有名なインジケータはどのFX会社も標準で搭載しているので、我々はそれを使用する(インジケータの表示有無を選択する)ことでチャートに好きなインジケータを表示させることができます。

おススメの取引ツール

おススメの取引ツールはMT4(MetaTrader4)です。標準で搭載しているインジケータの種類が圧倒的に豊富で、更にカスタマイズも可能です(プログラミングスキルが必要ですが)。また、既に誰かがカスタマイズしたインジケータをネットから入手し、自身のMT4に追加することもできます。

インディケータの種類

概要

インジケータの種類はたくさんありますが、大きく分けると「トレンド系」と「オシレータ系」があります。
どちらが優秀(高性能)か、というモノではなく、どちらもうまく利用することで、

・相場のトレンド方向やトレンド転換点をより高い確率で予測することが可能
・売買ポイントやタイミングの精度が上がり、より大きな利幅(小さな損切り幅)を狙うことが可能

となります。
以下に各インジケータの概要と種類について説明します。各インジケータの使い方などの詳細は別の記事で説明しますね!

トレンド系

トレンド系インジケータは、その名のとおり過去の相場のトレンドを可視化してくれます。

移動平均線(MA)、ボリンジャーバンド(ボリバン)、一目均衡表、パラボリックなどが有名です。

オシレータ系

オシレータ系インジケータは、現在の相場の強弱(買われすぎ、売られすぎ)を可視化してくれます。

相場は買われすぎると売りに転じ、売られすぎると買いに転じる性質があり、この反転タイミングを可視化したものがオシレータ系インジケータです。

RSI、RCI、MACD、ストキャスなどが有名です。

インジケータを使う目的

概要

インジケータを使っても使わなくても、やることは以下のとおり「テクニカル分析」と「トレード戦略決め」の2つです。

<テクニカル分析>
 環境認識足でチャートから過去のトレンドを把握し、今後のトレンドを予測します。

<トレード戦略決め>
 「売買範囲」や「売買方向」を決定します。

インジケータ―を使うことで、この「テクニカル分析」「トレード戦略決め」が比較的容易に、精度良くできるようになります。

おススメの使い方

インジケータは「トレンド系」1つ、「オシレータ系」1つの計2つを使うことがおススメです。
理由は「シンプルイズベスト」。インジケータを何個も表示させてしまうとチャートが見にくくなるし、利益幅がどんどん短くなったりそもそもリスクばかりが目につきトレード自体ができなくなるなどのデメリットがあるからです。

また、インジケータは世界中で人気の(たくさんの人が使用している)インジケータを選びましょう。
理由は「たくさんの人が利用している=機能しやすい」からです。
余り知られていないものや仕様がマニアックすぎるものはお勧めしません。仕様を理解するまでも大変ですし、本当に機能するか検証するのに手間がかかるからです。

インジケータって信用できるの?

結論から言うとそんなに信用できませんw
相手はランダムウォークな為替相場なので、機能するときもあれば全く機能しないときもあります。
機能すれば利益を得ることができますが、全く機能しないと損切りに遭います。

ではなぜインジケータを使った方が良いのでしょうか?

それは以降で説明する「簡素化」「ディジタル化(再現性の確保)」がキーになります。

目的1:簡素化

軽く前述しましたが、「テクニカル分析」「トレード戦略決め」が時間的にも思考的にも簡素化できます。
インジケータは根拠ある数式にて作られていますが、これをチャートに自動かつ一瞬で描画してくれるわけですから、タイパ抜群です。あとはその描画結果から判断するだけで済みます。

目的2:ディジタル化(再現性の確保)

人間は賢い生き物で、普段の生活の中で「なんとなく」やっても成果を上げられることが多々あります。
FXトレードでも「なんとなく」で利益を常に出し続けられればOKなのですが、そんな天才は少数派です。
多数の勝ち組トレーダーは、自身の「トレードルール」に則りテクニカル分析を行い、トレード戦略を立てて、そのとおりにトレードし、勝ち負けを繰り返してトータルで利益を積み上げていきます。

この「トレードルール(テクニカル分析方法、トレード戦略を立てる方法)」は再現性がなければ意味がありません。自分の感覚のみの「なんとなく」トレードでは、環境認識条件やエントリー・イグジット条件が異なり、再現性のないトレード(=運=ギャンブル)となります。再現性のないトレードは一時期は勝てたとしても、いつか資金を失ってしまいます。

このため、常に同じ条件(再現性を確保した状態)でテクニカル分析やトレード戦略決め、トレードを行なう必要があります。
再現性を確保できれば、バックテストなどでトレード結果をデータとして蓄積し、そのトレードルールは機能するのか(トータルで利益が出る手法なのか)を判断・改良することができます。ここまでやってようやく「なんとなく(ギャンブル)」から卒業し、確率論でトレードできるようになります。

インジケータを使うことで、この「再現性」が得やすくなります。

インジケータは根拠ある数式かつディジタルです。つまり、インジケータを使うことで、環境認識条件やエントリー・イグジット条件も数式化が可能です。
つまり、「レート」や「時間」を変数(インプット)とし、あとは各条件が満足しているかを数式(インジケータ)にて判断することで、再現性を100%確保できるということです。

勝てる「トレードルール」を入手したけど勝てないという人がたまにいますが、これはルール自体に「再現性」がないか、使い手側の判断に「なんとなく」の要素が入ってしまっていることが原因です。

多くの勝ち組トレーダーはこの「なんとなく」の要素がほとんどありません。
インジケータを使うことで、極力「ディジタル化(再現性の確保)」に努めましょう。